「ペット業界は儲かるでしょ?」
「今からはペットが来るから会社のラインをペットにも広げようと思ってる。どうかな?」
私に対し、毎日のように飛び交う質問です。
私はこれらの質問に対して「いいえ」「やめるべき」とお答えします。
この返答は「ペット業界が儲からない」「ペット産業にラインを広げても相乗効果がない」という意味ではありません。
「そんな考え方では成功しない」
という意味です。
ペット業界とは
タバコやお酒といった嗜好品マーケットの小売業ではなく、
〈私達より短く、限られた時間を持つ家族と楽しさを共有すること〉を目的としたサービス業だからです。
つまり、”商品を売る” のではなく ”商品によってサービスをする” ことにペット業界での成功がある
といえます。
経営者として「売れなければ意味がない」とおっしゃる方は多く、それはごもっともな意見の一つです。
では顧客分析をしなくてはいけませんね。
簡単に手順を言えば、愛犬家の一人とその愛犬をペルソナにして顧客分析をしなくてはなりません。
そしてその上で動物たちの体の作り、それに伴う動き、連動する気持ちを考えた上で商品を制作していく。
お気づきかと思いますが顧客分析のターゲット対象が2つ。
購入する飼い主だけではなく、その愛犬もターゲットなのです。